2級FP技能検定を受験しました

概要

2023年度9月の2級FP技能検定を受験し、無事合格できましたので試験について書き記しておきたいと思います。

2018年に3級FP技能検定に合格していたこともあり、2級FP技能検定は以前から少し気になっていた試験でした。今回、先日受験したコンクリート診断士の試験日の時期にちょうど9月の2級FP技能検定の申し込み時期だったので、試験前後の意識が高くなっている勢いで申し込みました。

FP技能検定の概要

試験団体

FP技能検定は日本FP協会と金融財政事情研究会が実施するものがあります。その違いとしては以下の通りです。

日本FP協会の実施するFP技能検定と、金融財政事情研究会の実施するFP技能検定とは、どこか異なるのですか。

どちらが実施するFP技能検定を受検しても、合格すれば、国家資格である1級FP技能士・2級FP技能士または3級FP技能士の資格を取得することができます。取得できる資格は同一です。
3級・2級学科試験は同一試験日に各級ごとの同一試験問題で実施しています。
1級学科試験は、金融財政事情研究会のみが実施しています。
実技試験は科目が異なり、試験問題も異なります。

よくある質問 | 日本FP協会

実技試験の内容に違いがありますが基本的には同じ試験という扱いで、どちらを受験するかは自由です。傾向として金融財政事情研究会は金融機関の関係者が所属機関の斡旋で受験する人が多く、日本FP協会は自己研鑽等で自発的に受験する人が多いようです。

私は日本FP協会の実施する2級FP技能検定を受験しましたので、以降は日本FP協会の2級FP技能検定を前提に記載します。

受験資格

2級FP技能検定の受験においては下記のいずれかに該当する必要があります。

  1. 日本FP協会認定のAFP認定研修を修了した者(修了証明書の保持者)
  2. 3級FP技能検定の合格者、金融渉外技能審査3級(旧審査試験)の合格者
  3. FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者

私は2018年に3級FP技能検定に合格していたので、 2. に該当として申し込みました。

試験内容

試験は午前の学科試験と午後の実技試験の2つからなります。必要となる知識はほぼ同様で、回答方式が少し異なります。

試験 出題形式 試験時間 問題数 合格基準
学科試験 筆記(マークシート形式) 120分 60問 36点以上(60点満点)
実技試験 筆記(記述式) 90分 40問 60点以上(100点満点)

試験勉強

7月下旬に試験勉強を始め、まずはFP試験界隈でカリスマ的存在であるほんださんの動画で試験内容を一通り確認しました。

この動画のコラボしたテキストと問題集として以下を購入しました。動画を一通り見終わった後はこの問題集を解き、理解の浅い箇所をテキストで確認という流れで進めました。問題集は表紙にも記載されている通り、よく出るような問題が厳選されているため、要点を効率よく把握するのに役立ったと思います。

上記の問題集は良問が厳選されている分、イレギュラーな問題はやや少ないです。そういった問題にも慣れるため、最終的にFP2級ドットコムの過去問を解くのを中心に行っていました。9割くらいの正解率になってきて十分合格できる見込みが得られました。

試験当日

試験日は2023年9月10日(日)で、東京で受験しました。FP2級ドットコムで9割くらいに落ち着いていたので、本番も9割程度をなんとなくの目標にしていましたが、学科試験で理解の浅かったところの取りこぼしが多かったのが残念でしたが、合格ラインには十分達しているなという感触でした。

合格発表

その後2023年10月20日(金)の10時に合格発表があり、無事合格でした。

後日郵送される結果通知書には得点が記載されており、以下の結果でした。もう少し高得点を取りたかったところですが、無事合格で良かったです。

学科試験 実技試験
48 / 60 88 / 100

感想

FP技能検定は複雑怪奇な社会保険制度や税制等を体系的に理解するのに非常に良い資格試験だと思います。私も今回の試験勉強を通して普段の生活で断片的に理解していることが整理できました。

3級の時もそうだったのですが、この試験は非常に範囲が広く勉強を始めた頃は頭に入るのかと不安になりますが、基本は選択肢の中から選ぶ問題なので消去法的に解けることも多く、感覚的な理解度に対して意外と得点は取れる印象です。人事評価や転職で箔の付くような資格ではないと思いますが、ちょっとした自己研鑽として気軽に受けてみる試験としておすすめです。